ログインするとすべての記事が読めます

脂質異常症特集サイト/メディマグ. 脂質異常症

脂質異常症とは?

コレステロールなしでは生きられない!

悪玉コレステロール、コレステロールゼロ食品…世の中にはコレステロールを悪者であるかのようにする風潮があります。しかし本当は、私たち人間はコレステロールなしでは生きられないのです。ではなぜコレステロールが悪者になるのでしょう。

例えば、「コレステロール」は「中性脂肪(トリグリセライド)」と共に、その数値が血液中で高くなり過ぎると「脂質異常症」を引き起こす原因になります。そしてこの状態が続くと、血液中に貯まった脂肪が血管壁に付着し血管を狭め、血流を悪くし、やがて「動脈硬化」などの「冠動脈疾患」を誘発させる危険性があるためです。

しかし、コレステロールを含む脂質は私たち人体が健康でいるためには必要不可欠なもの。脳の活性化をはかったり、ホルモン調整をして身体の生命活動を促します。では早速、この謎めいた「コレステロール」の実態を探ってみることにしましょう。

「コレステロール」は悪くない!

「コレステロール」と聞くと「悪玉コレステロール」=「体に悪いもの」と決め付ける人もいるかも知れませんが、実はこのコレステロール、私たちが健康な体を維持していくためにはなくてはならない物質なのです。

コレステロールが悪者扱いされる主な理由は、体の隅々へ運ばれたコレステロールが血管壁内に取り込まれたり、または血液壁にそのまま沈着したりする特徴にあります。血液中に過度にたまったコレステロールおよび中性脂肪(トリグリセライド)は「脂質異常症」の原因です。

また、この状態が続くと血管の内腔は狭まり、血管の壁が硬くなって血液の流れを悪くし、挙句の果てには血液循環をストップさせてしまう状態、つまり「動脈硬化」をも起こす原因に。

コレステロール値に敏感になる必要があるのはこれらの特徴が理由です。

ちなみに、私たちの体内に約100~150gのコレステロールが存在していますが、食品から摂取できるのは必要なコレステロール量の内およそ20%のみ。食事から得られなかった分は、肝臓や小腸、副腎皮質、性腺などで日々絶え間なく生産しています。

更に私たち人間の体内には、約60兆個に及ぶ細胞が存在しています。そして、その細胞ひとつひとつを包んでいる細胞膜を形成しているのがコレステロールです。つまり、コレステロールが不足すると、丈夫な細胞の形成のみならず、各細胞が担う重要な機能が上手く働かなくなり、身体にさまざまな悪影響を及ぼすのです。

脂質異常症とは?

もっと見る

新着健康コラム

「新着健康コラム」をもっと見る