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脂質異常症特集サイト/メディマグ. 脂質異常症

メディマグ.健康相談室

薬には、合うものと合わないものがあるのですか?

相談者:M.K(71歳・女性)2013/08/30


脂質異常症で、薬を服用して治療中ですが、薬には合うものとあまり合わないものがあるのですか?私自身は、リピトールはよく効いている気がします。別の薬を服用したときには数値が悪くなったので、その薬は私には合わないのかと思いました。
また、食事についてなのですが、総カロリーを減らすことが有効ですか?それとも脂質のみに注意する方が良いのでしょうか。教えてください。

 A  脂質異常症のタイプによって、薬にも相性があります。


脂質異常症には、コレステロールが増加するタイプや、中性脂肪が増加するタイプなどいくつか種類があります。また、脂質異常症で使われている薬にも種類があります。コレステロールの吸収を邪魔する薬、コレステロールの合成を邪魔する薬、コレステロールの分解を促進する薬、中性脂肪の合成を邪魔する薬、善玉コレステロールを増やす薬などです。そのため、脂質異常症のタイプと薬には相性が多少あります。

リピトールは、コレステロールの合成を邪魔する薬のひとつです。特許が切れる2011年まで、世界で一番売れていた薬でした。日本で、この系統の薬が登場したのは1989年までさかのぼります。初期のものを第一世代スタチンと呼びますが、その後改良が加えられ、リピトールは第三世代でストロングスタチンと呼ばれています。改良されて作用が強くなり、副作用は少ないよい薬です。
別の薬が何であったのかはわかりませんが、あなたの脂質異常症には、その別の薬よりリピトールが合っていたということは言えると思います。

なお、脂質異常症の食事については同様の質問が寄せられていますので、脂質異常症の食生活は、何に気をつけたらいいですか?のページをご覧ください。

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