ログインするとすべての記事が読めます

脂質異常症特集サイト/メディマグ. 脂質異常症

メディマグ.健康相談室

採血の検査項目に影響するのは、何日前の食生活?

相談者:Koemi(70歳・女性)2013/10/11


脂質の検査項目の数値は、採血の何日前ぐらいの食事(量・質・脂肪分)で異なってくるのでしょうか。採血当日の絶食だけで正確に出るものなのでしょうか。
また、朝・夕でも数値は変わるものなのでしょうか、知りたいです。

 A  中性脂肪は採血前の食事の影響を受け、総コレステロールは短時間での数値変動はありません。


中性脂肪は食事を摂ると2~6時間後に最大値を示します。アルコール類と脂肪を同時に摂取すると12時間たっても、中性脂肪は2倍以上増加しています。また運動によっても変わることが知られており、その幅は100mg/dL程度。
そのため中性脂肪の検査の前日は脂肪の多い食事は避け、検査前12~16時間程度絶食をしたあとの早朝の空腹時に採血を行うのがよいのです。
総コレステロールは食事による短時間の変動は示さないので食後採血でもよいはずなのですが、中性脂肪と一緒に測定されるため、中性脂肪と同じ条件での採血となっています。

メディマグ.健康相談室

もっと見る

新着健康コラム

「新着健康コラム」をもっと見る