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[イベント報告] 夏休み親子おくすり教室 2016年7月30日レポート

 




2016年7月30日、大阪市の少彦名神社にて「夏休み親子おくすり教室」が開催されました。当イベントは、少彦名神社と大阪家庭薬協会、治験のインクロムが企画したものです。29組の親子が参加し、子ども達の笑顔が溢れる一日でした。


座学:生薬ってなぁに?
田村薬品工業の角田(すみだ)あゆみ先生による「生薬ってなぁに?」では、生薬が古代中国から奈良時代に日本に伝わった歴史、植物から生薬の形にする方法、今も使われている生薬で一番古くからあるのはどれ?など、クイズを交えながら楽しく紹介しました。
たとえば、痛み止めの「アスピリン」も、実は柳の木から抽出された成分(アセチルサリル酸)で、生薬です。身近なところに「生薬」があるとわかりました。

お祓いと記念撮影
宮司の別所俊顕氏より挨拶の言葉の後、参加者の健康のため、お祓いの時間が持たれました。少彦名神社は、江戸時代より続く人々の健康を願ってきた歴史ある神社です。皆さん真摯な面持ちで臨みました。
お祓いの後は、神社公認キャラクターである、くすりの神様「神農さま」が登場して、楽しげな雰囲気の中、記念撮影が行われました。

座学:身近な薬膳講座
NHK番組で「ウルトラしょうが」を紹介するなど、生姜博士として知られる田部昌弘先生(薬学博士/大阪家庭薬協会顧問)より、薬膳の考え方を学びました。
薬膳の基本・食材がもつ特性「五行」「五味」「五性」などと、未病のもととされる体の冷えにスポットを当て、生薬の生姜(ショウキョウ)と食材の生姜のはたらきが解説されると、冷えが招く不調には身に覚えのある大人たちが、特に熱心に聞き入っていました。

体験学習:薬膳ラムネづくり
薬膳食材を学んだところで再び角田先生が登場し、親子で薬膳ラムネづくりの時間です。材料を混ぜて次の工程に進んでも大丈夫かどうか感触を確かめたり、型に入れてスプーンや割り箸で押し固めたり、どの子も真剣な表情で作業していました。
型は本物のおくすり(チュアブル錠)の型と製氷皿の2種類。味は桂皮(ケイヒ=シナモン)と生姜(ショウキョウ)のどちらかをつくり、前後の席で交換しました。交換相手のラムネの仕上がりの丁寧さに驚いて「こっちの方が少しは綺麗。綺麗な方を渡し!」とあわてたお母さんの声に、周囲も思わず笑顔になりました。

座学:夏休み自由研究のまとめ方
ティーブレイクをはさんで、最後の座学「夏休み自由研究のまとめ方」では、田部先生がどんなポイントを押さえると「研究」になるのか、実例を交えながらレクチャーしました。ドリルなどと違い、自由研究を子どもにアドバイスするとなると、戸惑う親御さんは多いのでは。コツの数々をメモを取りながら、真剣に聞き入るお父さん・お母さんの姿が印象的でした。

神農さまが再登場! 修了証書授与式
修了証書授与式では、神農さまが再登場し、修了証書と境内で撮影した写真を一人ひとりに手渡しました。

教室終了後も、ロビーでは神農さまと一緒に写真を撮ったりハイタッチしたり。ノベルティグッズのプレゼントもあり、楽しい一日を終えました。また、希望者には開園時間を通常より延長した「くすりの道修町資料館」をご見学いただきました。


大阪・高槻市からお越しの榊原僚子さんは、「親としては、娘にいろいろなことに興味をもってほしい。でも自分達だけだと興味を持つ対象はどうしても限られるので、こういったイベントは普段は視野にない分野に触れる良い機会と思って」申し込んだそうです。
和奏さん(小6)は、「(薬膳ラムネの)生姜が辛かった」「ちょっと難しかった」と答えると生薬の展示されている壁際へ逃げてしまいました。すかさず「ラムネは、家でもできそう。(難しかったと言ってても)娘も楽しそうにやっていたし、凝り性なんですよ」とフォローしたお母さん。
いきなり質問されて、ちょっと照れてしまったようですが、和奏さんが作業に真剣に取り組んでいた様子は見ていました。ぜひ、好みの味になる分量を試したり、別の材料を使ったりしてみてくださいね。

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