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[イベント報告] 夏休み親子おくすり教室 7月26日レポート


2014年7月26日、大阪市の少彦名神社にて「夏休み親子おくすり教室」が開催されました。小学5・6年生とその保護者の30組が参加し、座学と体験学習の2部構成で会場を移動しながら、あっという間に約2時間が過ぎました。


朝から30℃をゆうに超える暑さもなんのその、少彦名神社の境内に集まった元気いっぱいの子ども達。少彦名神社公認のインクロムのキャラクター「神農さま」も登場して、全員で記念写真の撮影後、隣のビルにある教室の会場へ移動しました。

涼しい室内で、ホッと一息。座学は、田部昌弘先生(大阪家庭薬協会専務理事/薬学博士)による、くすりの歴史についてです。
古代中国から漢方薬が日本へ渡り、平安・鎌倉・江戸時代、そして現代へと時代を移します。風邪をひいたり、お腹をこわしたりしたときに何気なく手に取っているくすりが、歴史を積み重ねているということ。感じ入ることがあるように皆さんメモを取りながら熱心に聞いていました。

座学の後は、子ども達だけ別室へ移動して、体験学習です。ひとつめの「薬膳ドリンクづくり」では、引き続き田部先生に夏バテ対策の薬膳食材についての説明を受け、6グループに分かれて調理実習さながらに薬膳ドリンクをつくりました。
2種類のうち、ひとつは「ゴーヤ」が使われたもの。少し苦みが強くて、鼻をつまみながら一気に飲み干すグループや、どうしても飲めないとあきらめるグループなど、めいめいが味の感想を言い合ったりメモに書き込んだりしていました。

ふたつめの「飴づくり」は、南天のど飴でおなじみの常盤薬品工業(大阪家庭薬協会)の社員指導によって行われました。規制により薬効成分のないオレンジ味の食用の飴ですが、本物ののど飴と同じ手順で、先人達のくすりをつくる苦労をうかがい知ることができます。
材料を鍋に入れて火にかけ、温度管理をしながら手順を守らないとうまくできません。自宅でも再現できるように丁寧な説明とともに進められ、“飴のもと”ができあがると、めいめいで棒状に伸ばし、はさみで小さく切って丸めていきます。まん丸の球体にすると色は違えど「南天のど飴みたい」とにんまり。

子ども達の体験学習の間、保護者達には少彦名神社・禰宜の別所俊顕氏による少彦名神社と道修町の歴史についてのお話があり、さらに田部先生による大人向けの薬膳講座と、親御さんの悩みの種でもある夏休み自由研究をどうまとめたらよいか、そのコツを伝授しました。


盛りだくさんのおくすり教室の最後には、神農さまが再登場しました。
大阪に生まれ育っていても、江戸時代からつづく、くすりの町・道修町についてよく知らないという子ども達もたくさんいます。くすりの神様「神農さま」は、身近なくすりが誕生するためにどれだけの歳月がかかっているのかを知ってもらうために、現代の大阪に現れたのです。
そんな願いを伝えた後は、朝、境内で撮影した記念写真付きの修了証書を手渡す修了証書授与式が行われ、そして時間の許す限り、参加者の皆さんとのふれあいの時間を持ち、この日の教室は無事終了しました。
 

 

 

 



夏休み親子おくすり教室は、8月23日にも開催いたします。
事前申込制です。また、お席には限りがありますので、お早めにお電話にて申し込みください。詳しくはこちら

 

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