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緑内障を知ろう!

緑内障の種類

緑内障は、房水が正常に流れなくなった時に発症する病気です。
主にその原因や構造の違いなどで分類されます。

原発緑内障

原発開放隅角緑内障

原発開放隅角緑内障(慢性緑内障)は、約9割を占める発症率の一番高い緑内障です。
主な特徴は、高眼圧(22mmHg以上)、緑内障性視野変化、正常開放隅角などです。徐々に発病し自覚症状がないことも多いため、検診による早期発見と早期の治療が重要です。特に40歳以上に多い病型です。

・正常眼圧緑内障
眼圧が正常値であるにも関わらず緑内障である場合。
・高眼圧症
眼圧は21mmHg以上にも関わらず、視神経障害、視野障害の発症がないが、いずれ緑内障になる可能性大。

原発閉塞隅角緑内障

原発閉塞隅角緑内障は、虹彩の一部が隅角を覆うため房水の流れが悪くなり、眼圧が上昇します。急性型と慢性型に分類されます。

・急性原発閉塞隅角緑内障
眼圧が40~80mmHgにまで上昇し、視力低下及び視野障害が現れます。軽い頭痛、眼痛、充血などの自覚症状があります。
・慢性原発閉塞隅角緑内障
自覚症状が乏しいため末期まで気づかない場合が多いです。眼圧は必ずしも高値を示しません。

 

続発緑内障

続発開放隅角緑内障

糖尿病、白内障、ぶどう膜炎など他の眼病や外傷が主な原因で眼圧が上昇します。

続発閉塞隅角緑内障

水晶体の亜脱臼や、ぶどう膜炎、眼球内の悪性腫瘍や網膜剥離の手術などが原因で眼圧が上昇します。

 

発達緑内障

早発型発達緑内障

先天異常が主な理由の緑内障。別名「早発型牛眼」。生後1年以内に発症する前房隅角の形成異常。症状は、角膜(くろめ)の拡大や、光をまぶしがるなど。放置した場合は失明の危険性もあります。

遅発型発達緑内障

別名「遅発型若年緑内障」。先天的な隅角形成異常に起因しますが、異常の程度が軽いため、10~20代と発症時期が遅いです。

他の先天異常を伴う発達緑内障

無虹彩症、Marfan(マルファン)症候群、Axenfeld-Rieger(アクセンフェルド・リーガー)症候群、Peters'anomaly(ペーターズ・アノマリー)、Sturge-Weber(スタージ・ウェーバー)症候群、神経線維腫症など。

緑内障を知ろう!

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