ログインするとすべての記事が読めます

脂質異常症特集サイト/メディマグ. 脂質異常症

脂質異常症とは?

脂質とは?

脂質を理解する

「脂質」とは、炭水化物やたんぱく質などと共に身体の構成素となる重要栄養素のひとつ。また、生命の維持と成長に必要なエネルギーを供給するのに不可欠な物質でもあります。脂質には体の中で作ることのできない必須脂肪分が含まれていて多様な生理機能を担っています。特に細胞膜など生体膜やホルモンの基本成分となっているのが特徴で、不足すると発育障害や皮膚炎の原因となります。

そして血液中にも脂質が存在しています。これは「血清脂質」と呼ばれており、1)中性脂肪(トリグリセライド)、2)遊離脂肪酸、3)リン脂質、4)コレステロールの4つに分類されます。

血液中に存在する脂質 4つの血清脂質

  1. 1中性脂肪 「中性脂肪」とは脂肪酸に分解されて燃焼し、人体活動のエネルギー源となる脂質。余った中性脂肪(トリグリセライド)は、肝臓や皮下脂肪などの脂肪組織に蓄えられる。中性脂肪が増加すると動脈硬化や生活習慣病を促進する危険性大。

  2. 2遊離脂肪酸 「遊離脂肪酸」とは、肥満によって蓄えられた脂肪が増加し、自然分解された脂質。
    直接筋肉のエネルギーとして燃焼されるため、有酸素運動により、いち早く筋肉からエネルギーを発散し、脂肪を燃焼させることができる。
    また空腹を感じるのは、この遊離脂肪酸や体内の糖分が減少することからくる感覚。
  3. 3リン脂質 「リン脂質」とは、リンを含む「複合脂質」で、血管内皮細胞や血小板などの細胞膜、また脳の組織の構成成分となる。コレステロールを乳化して肝臓へ運び、排泄させる役割を担う「レシチン」はリン脂質の代表。
  4. 4コレステロール 「コレステロール」とは、すべての高等動物が保有する有機化合物の一種。神経・脳脊髄などに多く含まれているほか、生体膜の重要な成分でもある。

脂質異常症とは?

もっと見る

新着健康コラム

「新着健康コラム」をもっと見る