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健康コラム

旬は秋から冬!りんごを食べると美肌に効果があるって本当?!

秋になるとりんごが美味しい季節になります。目にも鮮やかな真っ赤なりんごはとても甘くて美味しいし、酸味と甘味のバランスが良い青りんごも捨てがたい……。あなたは、りんごをどんな風に食べるのが好きですか?生のまま丸かじりも良いですが、加熱してアップルパイにしてもりんごのジューシーさを味わえます。
りんごには色々な栄養素があり、健康に良いとされています。実は、美肌効果がある栄養素もたっぷり含まれていることも証明されています。

 

旬のりんごをたくさん食べよう!

11月5日の「いいりんごの日」を知っていますか?「いいりんごの日」は、日本でりんごの生産量1位を誇る青森県が2001年に制定しました。りんごにはたくさんの品種がありますが、旬は主に秋から冬。「いいりんごの日」の頃は、美味しい旬のりんごがたくさん食べられる時期です。野菜や果物は、旬の時期にもっとも栄養価が高く、味が良くなります。旬の季節にこそ、新鮮なりんごをたっぷり頬張りたいものですね。

 

りんごの栄養素とは?

ヨーロッパでは古くから「1日1個のりんごで医者いらず」や「りんごが赤くなる季節には、医者が青くなる」ということわざが言い伝えられています。

りんごの栄養素には、
・カリウム
・ペクチン
・クエン酸、リンゴ酸などの有機酸
・100種類以上のポリフェノール
などがあります。
この栄養素以外にも、りんごには酵素が多く含まれています。

酵素とは、人間が毎日行う消化、呼吸、筋肉を動かすなど、自律神経の働きを維持するためになくてはならないものです。
健康を維持するためには、栄養だけでなく酵素を取ることも大切なのです。
生のりんごには、たくさん酵素が含まれていますが、加熱すると失われてしまうので、酵素を取りたいときは生のまま食べるのが良いでしょう。

風邪を引いたときには、すりおろしたりんごを食べるのが良いといわれていますが、その理由は、すりおろすことで酵素の量が増え、消化が良くなるからです。また、カリウムなどはミネラルの補給、ペクチンは粘膜保護、リンゴ酸には消炎・殺菌作用などの効果が期待できます。さらに、ポリフェノールには、コレステロールを下げる働きや、活性酸素を抑える働きがあります。

 

りんごが美肌を作る?!

りんごの栄養素の中でも特筆すべきなのは「リンゴポリフェノール」。
1998年に発見されたリンゴポリフェノールは強い抗酸化作用があります。また、悪玉コレステロールを抑えて血管に脂肪を溜めずに血流を良くする効果や、口臭予防や抗アレルギーなどに効果があることなども分かっています。

「抗酸化作用」といえば、体の老化防止!つまりリンゴポリフェノールを取ることでアンチエイジングにつながるということなのです。

リンゴポリフェノールには、紫外線などによるお肌のしわ、たるみ、乾燥などを抑制する効果がある、ということが発見されています!

リンゴポリフェノールはりんごの皮の部分に多く含まれています。
できれば皮はむかずに、水でよく洗ってそのまま食べたり、すり下ろしたりして食べた方が効果的です。

 

皮ごと食べても安心

りんごは、美容のためにも、健康のためにも、皮ごと食べるのがおすすめです。でも表面がベタベタしたり、ピカピカしたりしているりんごもあるので「ワックスがかかっているのかな?やっぱり皮はむいた方が良いかな」と考えている人もいるかもしれません。

国産のりんごにはワックス処理はされていません。

熟したりんごを触った時に、ベタベタするのは、果肉中のリノール酸やオレイン酸が皮に含まれている物質を溶かしてしまうことで起きます。
ベタベタすることで、水分の蒸発を防ぎ、みずみずしさをりんご自身が保っているのです。

表面がピカピカしたりべたべたしたりしていたら、それは熟して美味しい証拠です。水で洗えば、そのまま食べることができます。


秋になると食べたくなるりんご。アンチエイジング効果やお肌のしわ、たるみに効果があると証明されているとは驚きです。
りんごは、健康のためだけでなく美肌のためにも、たくさん食べたい果物ですね。